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AD(アクティブ・デューティー)の軍人がリタイアする日!軍人本人にとっても、家族にとっても 指折り数えて待ちに待った日だと思います。
わたしは、大変だったPCSの移動や旦那が長期不在の時のことなど、今までの現役ミリタリー生活の事を思い出し、旦那ミリオのリタイアメント・セレモニーの日には 不覚にも思わずウルっとしてしましました。
わたし達が結婚したばかりの時に、先輩ミリ妻さんから
ミリ家族同士の絆は、本当の家族よりも強くなるわよ。
と言われて、「へぇ~、そうなんだ。」ぐらいにしか思ってなかったのが、今ではその意味が分かります!
親・兄弟の本当の家族も とても大切だけれど、同じブランチで職種も一緒のミリタリー家族同士は、お互いに協力・助け合って生活する機会が多くなるので絆が深まります。
旦那ミリオのリタイアメント・セレモニーの日には、元同僚が他州からサプライズで来てくれたりして、ほんとうに感謝・感激でした。
前置きが長くなってしまいましたが、ミリタリーを退役するのは嬉しい反面、これからの生活は?収入は?など色んな不安も出てくると思います。
退役するための手続きは全て軍人本人がするため、家族が手伝えることは殆どありません。でも、配偶者も少しでもその内容を知っておきたいですよね。
このページでは、わたし達がリタイアについて調べたこと、体験した事を残しておくことにしました。
※当ブログでは、USミリタリーの英語名称と略称がたくさん出てきます。もし、あなたがもっと詳しく調べたいと思った時に役立てて下さいね。少し読みにくいかもしれませんが、ご了承ください m(UU)m
このページの英語名称の隣にある日本語の名称は、分かりやすく説明するために私が訳したものです。できれば、英語名称の方を使用するようにして下さい。
参照元の情報が更新されていたり、新情報を入手した場合は、このページも随時更新していきます。
Retirement と Separation の違い
まず、軍を退役(Retirement / リタイアメント)と軍からの離脱(Separation / セパレーション)の違いから説明したいと思います。
退役は、軍人退職金を受け取る、または受け取る資格があると認定されるのに十分な期間を(軍服を着て)勤務した事を意味します。
離脱とは、軍歴を継続(re-enlist)しなかったことを意味し、退職金や恩恵は受け取れません。
米軍人のリタイアの種類 / Types Of Military Retirement(退職)
ミリタリーの退役資格には、基本的な規則がいくつかあります。
これらは、国防財務会計局(Defense Finance And Accounting Service / 略称:DFAS)によって発行されていて、勤務時間の要件と勤務性質に関する規則が含まれています。
また、米国法典第10章、第63章【Title 10 of the United States Code, Chapter 63】の「年齢による退職 / Retirement For Age」にも定年退職年齢に関する規則・規制が記されています。
軍のリタイアと呼ばれる分類にはいくつか種類があります。
※最新の情報を掲載できるように努めていますが、軍の退役資格規則は、法の変更などにより変更される可能性があります。最新の情報を知っている方は、ご指摘いただけると助かります。
定期退職 / Regular Retirement(定年退職)
U.S Army(陸軍)、Navy(海軍)、Marine Corps(海兵隊)、Air Force(空軍)、Space Frouce(宇宙軍)ともに最低勤務期間の20年の現役勤務を終えたら退職資格があります。また、20年の最低勤務期間に達した後でもランクによっては継続勤務することもあります。
それぞれのブランチによって独自の定年退職の年齢制限があり、軍の部門によっては62歳まで制服を着用することが出来るそうです。62歳は 米国法典第10章、第63章に記載されている最高年齢です。
DFASは、⇩の兵役(Military service)が退役資格にカウントされるとしています。
Active service
Eligibility for Military Retirement Pay
Active duty for training
Active duty for special work
Temporary active duty
Full-time National Guard duty
Active Guard/Reserve time
殆どの軍人が20年リタイアを目標に頑張っていて、リタイアが近くなった軍人たちの会話には「Hit 20 soon?(20年までもうすぐ?)」のような会話が出てきますよ。
リタイアする年齢は人それぞれで、入隊が遅ければ20年リタイアで退職する年齢も遅くなります。
予備役退職 / Reserve Retirement
National Guard(州兵)およびReserve(予備兵)の軍人は、少なくとも20年間の現役勤務を完了した場合、60歳で退職金を受け取る資格が得られます。
Reserve Retirement は、Non-regular Retirement と呼ばれることもあります。
一時的障害退職者リスト / Temporary Disability Retirement List
30%以上と評価された障害により、兵役任務に不適格と判断された軍人は障害退職の資格があります。障害の状態が安定していない軍人は、所属しているブランチによって、Temporary Disability Retirement List (略称:TDRL)一時障害退職者リストに登録される可能性があり(3年または5年間)、離脱、退職、または任務に復帰する必要があります。
永久障害退職者リスト / Permanent Disability Retirement List
TDRLと同じく障害等級が30%以上と評価され、障害の状態が安定した軍人は、所属しているブランチによってPermanent Disability Retirement List (略称:PDRL)永久障害退職者リストに登録されます。離脱または退職する可能性が出てきます。
TDRL または PDRL でリタイアした場合は、通常は Medical Retirement / メディカル・リタイアメントと呼ばれています。
一時的早期退職権限 / Temporary Early Retirement Authority Programs
Temporary Early Retirement Authority (略称:TERA)プログラムは、米国防総省が2012年から2025年までに15 年以上ー20 年未満の現役勤務した軍人に早期退職オプションを認可しています。このプログラムは2025年12月31日に失効予定です。
USミリタリー退職金の種類
20年またはそれ以上の現役勤務を経てリタイアした軍人には、Military Retirement Pay(軍人退職金) と
VA Disability Compensation( 退役軍人障害補償金)の2つが毎月支払われます。
※退職金と障害補償金のどちらも、退職後すぐに支払いが始まるわけではありません。とくに障害補償金は、退役軍人省(the Department of Veterans Affairs)から決定が下されるまでに6ヶ月以上かかる場合があります。
旦那ミリオの Disability(障害補償金)も数か月後、忘れたころに 退職月から遡って一括でドカッと振り込まれていてビックリしました。
そのお金で日本に里帰りしました!
CoCoカレー美味しかったね!
軍人退職金の受給資格 / Military Retirement Pay
退職金の受給資格は、20年が軍人としての基本的なキャリア期間となります。
DFASは、資格を得るために次のような資格規則をリストしていて、以下のいずれかに該当する場合は、退職金を受け取る権利が発生する場合があります。Military Retirement Pay は DFAS を通して支払われます。(州によっては課税しない所もありますが、軍人退職金は課税対象です。)
U.S Army(陸軍)、Navy(海軍)、Marine Corps(海兵隊)、Air Force(空軍)、Space Frouce(宇宙軍)に20年以上現役で勤務したことがある。(定期退職)
U.S Army(陸軍)、Navy(海軍)、Marine Corps(海兵隊)、Air Force(空軍)、Space Frouce(宇宙軍)を医学的に退職した場合。(メディカル・リタイアメント)
資格のある20年の勤務期間を経て予備役部隊(米国予備役 / Reserveおよび州兵 / National Guard)に勤務し、かつ60歳以上であること。(リザーブ・リタイアメント)
参照サイト:
DFAS / Types of Retirement
Military Retirement Requirements
退職金の見積もり方法
退職金の計算式(Retirement pension calculators)は複雑で、一人ひとりの状況によって異なるので、皆が一律の同じ額をもらえるとは言えません。
国防総省は、退職金を計算するために複数の段階に分けて計算式を使用するそうです。この金額は通常は、勤続年数または障害の割合に基づいて決定されます。入隊した年や退職の種類なども補償金に影響します。
退職金の計算式(Retirement pension calculators)
すべての退職の種類で、Retired Pay Base に勤務割合を乗じて支払額が決まります。
Retired Pay Base X Service Percent Multiplier(勤務年数パーセント乗数) = 退職金
Retired Pay Baseとは
1980年9月8日より前に現役または予備兵役に就いた場合は、最終の基本給与に基づいて計算されます。
1980年9月8日から現役または予備兵役に就いた場合は、基本給の最高額の36ヶ月の平均額がRetired Pay Base となります。
消費者物価の変動によって、Retired Pay の計算に影響するCOLAは、毎年12月1日に調整されます。※Retired Pay のCOLA は、現役給与の増額とは異なる方法で計算されます。
参照元:Retirement Cost of Living Adjustments(COLA)
Service Percent Multiplierとは
現役勤務の各年は、勤務率に対して2.5%の価値があるとして計算されます。現役生活が長くなるほど、退職金も高くなるというわけです。
例)
20年勤務して退役したとすると、
20年 X 2.5% = 50% の計算で、勤続年数 Service Percent Multiplier は50%になります。
Final Pay calculator
1980年9月8日より前に軍隊に入隊して、現在も勤務している軍人は、Final Pay calculator を使用して金額を見積もることができます。 勤務年数ごとに、最終月次基本給の2.5%が支払われます。 たとえば、40年間勤務して退職した場合は、月額基本給の100%を退職年金として受け取ることが出来ます。
40年勤務の計算例:
Retired Pay Base X (40年 X 2.5% = 100%)= 退職金
High-3 Calculator
1980年9月8日から入隊した場合は、High-3 Calculator を使用して推定基本給を計算できます。この High-3 Calculator では、勤続20年後に、在職年ごとに最も給与が高かった3年間(36ヶ月間)の平均基本給の2.5%に相当する年金が支給されます。High-3 Calculator はHigh-36 Calculator と呼ばれることもあります。
20年勤務の計算例:
Retired Pay Base X (20年 X 2.5% = 50%)= 退職金
30年勤務の計算例:
Retired Pay Base X (30年 X 2.5% =75% )= 退職金
在職年ごとに最も給与が高かった3年間は、通常は、勤続最後の3年間ですが、稀にそれより早い期間になる事もあるそうです。
以前に掲載していた画像での計算式の適用方法は、現在では殆ど適用されていないとの事が判明したので、画像を削除しました。以前にこの記事を見ていた方にはお詫びいたします。申し訳ございませんでした。
下記サイトの「High-3Calculator」を使い、見積もりを出すことが出来ます。※見積もりを出すには米軍人の階級や給与情報も必要になります。(時々メインテンス等でダウンしている事があります。そんな時は、時間をおいてトライしてみて下さい。)
【 High-3 Calculator 】
「High-3Calculator」は、下記⇩画像のWebサイトが開きます。
そして、High-3 Calculator の使用に該当する軍人はTSP(Thrift Saving Plan)の有無、退職時にTSPプランを引き出す、または引き出さないの決定によっても支給額が変わってきます。(High-3プランでは、自己選択でTSPプランに加入します。)
Blended Retirement System calculator
2018年以降に入隊した場合は、現役の軍人、ReservesとNational Guard の予備兵ともに、Blended Retirement System calculator を使用することになります。平均基本給の2.0%に相当する年金が支給されます。High-3と違う点は、自動的にTSPに加入され、給与(1%~)より引き落とされます。
20年勤務の計算例:
Retired Pay Base X (20年 X 2.0% = 40%)= 退職金
30年勤務の計算例:
Retired Pay Base X (30年 X 2.0% =60% )= 退職金
Reserve Retirement
National Guard と Reserve の軍人の退職金の計算は、基本、上記の現役メンバーの計算方法と変わりませんが、勤続年数がポイント制のため、退職ポイントを現役に「変換」させて計算する必要があります。
ポイントは、下記のように寄与されます。
現役勤務日(現役勤務または研修のための現役勤務)ごとに 1 ポイント
訓練期間への出席ごとに 1 ポイント
葬儀の儀礼を行った日ごとに 1 ポイント
Reserve component の年ごとに15ポイント など。
退職ポイントを360で割ることで、現役に変換されるそうです。
20年間の現役勤務に換算されるためには7200ポイントなければいけません。
7200ポイント ÷ 360 = 20年間の現役勤務
参照元:
Reserve Retirement
Guard And Reserve Retirement
【The Survivor Benefit Plan / 略称:BSP】米軍人が資格を取得すれば、退職金は一生涯受け取れます。金額は、生活費に応じて定期的に調整されます。
もし、受給資格の米軍人が死亡した場合は、その米軍人の配偶者またはその他の適格な受益者は、米軍人が取り決めた場合にのみ、支払いを受け取る事が出来ます。
退職する前に、The Survivor Benefit Planの手続きをします。
Survivor Benefits
Military Retirement.pdf PDFファイル
Once qualified, you will receive retirement pay for life. The amount is periodically adjusted to the cost-of-living
index. Upon your death, your spouse or other eligible beneficiary(ies) may receive payments only if you arrange
it through the Survivor Benefit Plan (SBP) before you retire.
退役軍人障害補償金 / VA Disability Compensation
Disability Compensation は、 軍での活動中に始まった、または軍での勤務によって悪化した怪我や病気、PTSD等に対して退役軍人に支払われる月々の給付金です。
Disability Compensation は、U.S. Department of Veterans Affairs (略称:VA / 退役軍人省)から支払われます。この給付金は非課税です。
Disability Compensation は、医師の報告書や検査結果などから 障害の重症度に基づいてDisability ratings / 障害等級(パーセンテージ)が割り当てられます。複数の障害等級を持っている場合は、総合的に計算され、総合評価が出されます。
このパーセンテージによって、補償金の額が決定します。
英語ですが、⇩のビデオで、パーセンテージがどのように割り当てられるかを見る事が出来ます。
Disability ratings / 障害等級(パーセンテージ)は、50%の障害 プラス 50% の障害 = 100% ではなく、合計が75% になるなどの複雑なプロセスが使われています。
例えば、退役時に80%の障害等級と評価され、その後に10%の障害が追加されるたびに、合計評価が10%上がると思いますが、実際には2%ほど増加するだけです。
Disability Rating
下記の表は、2024年度の Disability ratings / 障害等級(パーセンテージ)による月々の補償金の金額です。
Percentage | Rate |
---|---|
10% | $171.23 |
20% | $338.49 |
30%~60% / 子供なし
Dependent Status | 30% | 40% | 50% | 60% |
---|---|---|---|---|
Veteran alone(軍人のみ) | $524.31 | $755.28 | $1,075.16 | $1,361.88 |
Veteran with spouse only(軍人・配偶者) | $586.31 | $838.28 | $1,179.16 | $1,486.88 |
Veteran with spouse and one parent (軍人・配偶者・親1人) | $636.31 | $904.28 | $1,262.16 | $1,586.88 |
Veteran with spouse and two parents (軍人・配偶者・親2人) | $686.31 | $970.28 | $1,345.16 | $1,686.88 |
Veteran with one parent(軍人・親1人) | $574.31 | $821.28 | $1,158.16 | $1,461.88 |
Veteran with two parents(軍人・親2人) | $624.31 | $887.28 | $1,241.16 | $1,561.88 |
70%~100% / 子供なし
Dependent Status | 70% | 80% | 90% | 100% |
---|---|---|---|---|
Veteran alone(軍人のみ) | $1,716.28 | $1,995.01 | $2,241.91 | $3,737.85 |
Veteran with spouse only(軍人・配偶者) | $1,861.28 | $2,161.01 | $2,428.91 | $3,946.25 |
Veteran with spouse and one parent (軍人・配偶者・親1人) | $1,978.28 | $2,294.01 | $2,578.91 | $4,113.51 |
Veteran with spouse and two parents (軍人・配偶者・親2人) | $2,095.28 | $2,427.01 | $2,728.91 | $4,280.77 |
Veteran with one parent(軍人・親1人) | $1,833.28 | $2,128.01 | $2,391.91 | $3,905.11 |
Veteran with two parents(軍人・親2人) | $1,950.28 | $2,261.01 | $2,541.91 | $4,072.37 |
30%~60% / 子供あり
Dependent Status | 30% | 40% | 50% | 60% |
---|---|---|---|---|
Veteran with one child only (no spouse or parents) (軍人・子供1人のみ) | $565.31 | $810.28 | $1,144.16 | $1,444.88 |
With one child and spouse (no parents) (軍人・子供1人・配偶者) | $632.31 | $899.28 | $1,255.16 | $1,577.88 |
With one child, spouse and one parent (軍人・子供1人・配偶者・親1人) | $682.31 | $965.28 | $1,338.16 | $1,677.88 |
With one child, spouse, and two parents (軍人・子供1人・配偶者・親2人) | $732.31 | $1,31.28 | $1,421.16 | $1,777.88 |
With one child and one parent (no spouse) (軍人・子供1人・親1人) | $615.31 | $876.28 | $1,227.16 | $1,544.88 |
With one child and two parents (no spouse) (軍人・子供1人・親2人) | $665.31 | $942.28 | $1,310.16 | $1,644.88 |
30%~60%の追加金額
Dependent status | 30% | 40% | 50% | 60% |
---|---|---|---|---|
Each additional child under age 18 (18 歳未満の子供が 1 人増えるごとに) | $31.00 | $41.00 | $51.00 | $62.00 |
Each additional child over age 18 in a qualifying school program (資格のある学校プログラムに参加する 18 歳以上の追加の子供ごとに) | $100.00 | $133.00 | $167.00 | $200.00 |
Spouse receiving Aid and Attendance (援助を受けている配偶者) | $57.00 | $76.00 | $95.00 | $114.00 |
70%~100% / 子供あり
Dependent Status | 70% | 80% | 90% | 100% |
---|---|---|---|---|
Veteran with one child only (no spouse or parents) (軍人・子供1人のみ) | $1,813.28 | $2,106.01 | $2,366.91 | $3,877.22 |
With one child and spouse (no parents) (軍人・子供1人・配偶者) | $1,968.28 | $2,283.01 | $2,565.91 | $4,098.87 |
With one child, spouse and one parent (軍人・子供1人・配偶者・親1人) | $2,085.28 | $2,416.01 | $2,715.91 | $4,266.13 |
With one child, spouse, and two parents (軍人・子供1人・配偶者・親2人) | $2,202.28 | $2,549.01 | $2,865.91 | $4,433.39 |
With one child and one parent (no spouse) (軍人・子供1人・親1人) | $1,930.28 | $2,239.01 | $2,516.91 | $4044.48 |
With one child and two parents (no spouse) (軍人・子供1人・親2人) | $2,047.28 | $2,372.01 | $2,666.91 | $4,211.74 |
70%~100%の追加金額
Dependent status | 70% | 80% | 90% | 100% |
---|---|---|---|---|
Each additional child under age 18 (18 歳未満の子供が 1 人増えるごとに) | $72.00 | $82.00 | $93.00 | $103.55 |
Each additional child over age 18 in a qualifying school program (資格のある学校プログラムに参加する 18 歳以上の追加の子供ごとに) | $234.00 | $267.00 | $301.00 | $334.49 |
Spouse receiving Aid and Attendance (援助を受けている配偶者) | $134.00 | $153.00 | $172.00 | $191.14 |
表の見方の例 (子供を持つ退役軍人):
障害等級 70% の退役軍人で、配偶者と 18 歳未満の扶養している子供 3 人がいる場合、基本料金は 1,968.28 ドルから始まります (配偶者と子供 1 人がいる退役軍人の場合)。
次に、追加金額の表を見てください。 18 歳未満の子供の金額 ($72.00) があります。。
基本料金にはすでに子供 1 人分の支払いが含まれているため、追加の子供ごとに $72.00 の料金を追加します (つまり、$72 x 2)。
障害等級が 70% の退役軍人の例では、毎月の総支払額は次のようになります。
基本料金 $1,968.28 (配偶者 1 名、子供 1 名)
+$72 (18 歳未満の 2 人目の子供)
+$72 (18 歳未満の 3 人目の子供)
合計 $2,112.28
【2024 VA disability compensation rates 】のWebページで、上記表(パーセンテージ別に月々の支払額)を確認することが出来ます。過去の支払額も見ることができます。(⇩画像は2023年度分です)
1.ページが開いたら、下の画像⇩赤まる部分のように該当するパーセンテージの「+」部分で項目を開くと、
下⇩のように月々の金額が出てきます。
通常の Regular Retirement(定期退職) であれば、Military Retirement Pay と Disability Compensation の両方を該当する金額を受け取ることができますが、Medical Retirement(メディカル・リタイアメント)では、VA から障害補償金を受け取った場合、DFAS からの軍人退職金は、VA 障害補償金の額だけ減額される場合があります。
リタイアへの準備
軍の退役は自動的には行われません。退役年数が近くなってきたら、一定の期間内に所属軍のコマンドサポートスタッフに通知・申請する必要があるそうです。
※それぞれのブランチによって、退役までの手続きに違いがあるかもしれません。
殆どの手続きは軍人本人が手続きしますが、わたしが一緒に行ったのは、リタイアIDへの切り替えと
The Survivor Benefit Plan の書類にサインしただけです。
退職移行へのスケジュールを組む
退職日の1年前までに、離職前のカウンセリングなどを予約スケージュールする必要があるそうです。(退職日の2年前からスケジュールできるそうですよ)
Final physical exams
退役へ向けての最後の身体検査と歯科検査をうけます。(退職日の90日前までに行う必要があるそうです。)
現役軍人&家族ともに、できれば現役生活を終える前に検査したい項目を受けておく、治療を終わらせておく事をおすすめします。現役期間中は殆どが無料、または少額の治療費ですみますが、リタイア後はCo-pay(診察料)治療によっては別途、治療費が毎回発生するからです。
移動のための手続き
現役時代に、基地内に住んでいたなら退職後は基地外へ、または実家のある州や他州へ、海外に居たならアメリカ本国へ帰国など、と退職後に移動する場合があると思います。 そんな時に、退職後1度だけの移動費を軍が負担してくれるそうです。 私たちの移動も全額負担してくれました。
Retiree ID
リタイア数日前に予約しておいたパス&IDオフィスに行って、退役軍人のリタイアIDと交換しました。
退役軍人とその家族は、引き続きカミサリーやエクスチェンジ、その他の施設を利用できるようにするIDです。
その他
人によっては、民間企業への仕事の応募の仕方や面接の受け方のクラスを受ける人もいるようです。旦那ミリオも受けてました。
退役軍人が、リタイア後に軍関係・政府職に応募するには、180日待たなければいけません。以前に一旦廃止されたようですが、2017年にオバマ大統領(当時)の署名によって復活しました。
参照元:Things you should know(FEDS HIRE VETS)
クラスへの参加はYシャツやビジネスパンツ着用だったんですが、何年も軍服で家を出ていくのを見送っていたので、最初の数日は違和感ありまくりでした。
ただ単にビジネススーツが似合ってなかっただけかもしれませんが。とにかく、他にも色んな書類を提出するために基地内の各オフィスに通ったようです。
TRICARE の切り替え
リタイア後は、現役時代のトライケアプランは使用できないため、退職日から90日以内にリタイア後のプランに切り替える必要があります。
リタイアメントギフト
軍人がリタイアする時は、リタイアメントセレモニーを行う場合が殆どです。そのセレモニーでは、その人の軍歴に関する盾やシャドーボックスなどを前もって準備し、展示されたりします。
私たちは、旦那ミリオの同僚や上司の方々がリタイアする際に、いつも上記画像のギフトを送っています。セレモニーに参加できる時は直接お渡しし、海外や他州などで参加できない時は郵送で。
皆さんとても喜んでくれます。特にランクのパッチは今まで着てきたユニフォームの色で構成されているのでとても珍しいらしく、気に入って頂けてるようです。
あなたもギフトに送ってみてはいかがですか?
まとめ
いま振り返れば、長かったようであっという間だった旦那ミリオの退役までの道のりは、本当にたくさんの先輩・同僚に支えていただいたおかげです。
ここまで辿りつくのに、何度も軍を辞めたいという場面がありました。幸いに、わたし達の周りの殆どが退役した先輩方ばかりだったので、有益なアドバイスのおかげで辞めずにすみました。
そして今は、旦那ミリオが、辞めたいという後輩の相談にアドバイスしています。
ミリタリーの現役時代は本当に大変です。そして、人それぞれ違うのでムリ押しはできません。
もし、あなたのパートナーがまだ現役なら、辞めたいという時期があると思いますが、できれば退役まで頑張って欲しいなと思います。
そして、リタイアまでこぎ着けたという あなたとパートナーさんなら、本当にお疲れさまでした!
Thank you for your Service!
物価がどんどん上昇していている このご時世で、退役後に毎月入ってくる Military Retirement Pay(軍人退職金) や VA Disability Compensation( 退役軍人障害補償金)は、本当に有難いです。
わたし達の友人の中に、どちらも軍人だった夫婦がいるのですが、どちらも退役した現在、のんびりとリタイア生活を満喫していますよ。(このカップルも、どちらも40代でリタイアしました。)
USミリタリー現役時代は、家族も本当に大変だと思いますが、明るい未来が待っているので頑張って!ではでは、素敵なミリタリー・リタイアライフを過ごして下さいね。Funday-Miliday!